「家を建てる。」このひと言は実に重たい。[木造住宅]
「家を建てる。」このひと言は実に重たい。
建築の仕事に携わらない施主は家を知る機会がない。
木造、RC、鉄骨。構造も実に様々で特徴が違う。
なかでも木造は価値や価格の巾があまりに広い。
違いは何か。新築するならば後悔しないよう知るべきだろう。
こう語るのは弊社の住宅を幾つも設計している建築家です。
確かに同じ木造住宅でも、一般的な大きさの2階建住宅(延床面積30坪)の場合、建売住宅は建物本体価格が2,000万円という破格の値段で売り出されています。
一方、同じ大きさでも3,000万円から5,000万円の注文住宅もあります。
[One’s Lifeホームブランドの木造住宅]
[一般的な建売住宅]
●何が違うのでしょうか。
[住宅のコンセプトつくり]
建売住宅は販売会社が売れる住宅のコンセプトを考えます。住宅会社が売り出している「○○シリーズ」は最新のトレンドや年代別アンケートから、多くのお客様に満遍なく受け入れてもらえる内容が一般的です。一方、注文住宅は建築家が建築主からライフスタイルや希望のイメージを聞き取り、フルオーダーを前提に、奥深く考えてクライアントのためだけの住宅を設計します。
[デザイン]
建売住宅は出来るだけデザインを簡素、シンプルにします。わかりやすく言えば凹凸を出来る限り減らして、作業工程を簡略化するのです。設計図面のページ数も非常に少なく済みます。そうする事で現場監督が多くの指示を出さなくても、大工と下請業者が中心になりスムーズに工事を進めることが可能なのです。人件費や労務費、運送費を徹底的にコストカットします。現場経験が少ない監督でも、大工が主導して工事が進むことが多いのでスピーディーに工事が進みます。一方、注文住宅は、「ひと手間・ふた手間」を惜しみません。細部のディティールにこだわり、デザインの妥協を許しません。そのため、大工、左官職人、塗装職人、造作職人たちは、技術力が高く、「匠」らしい仕事をします。匠だから高いのではなく、こだわるだけに作業工程が多くなり、結果として労務費がかかるのです。(※あまり知られていませんが、建売専門の大工、基礎工事業者、電気・設備会社が存在します。)
[使用材料]
建売住宅は全てが工業製品です。外壁は大量に仕入れたサイディングを2色に貼り分けてメリハリを付けます。ですから分譲住宅には同じ色の住宅が多いのです。内壁、室内建具、床、造作材、これらはメーカーが製造する量産品で、本物の「木」ではなく、木目シート印刷のビニールやペーパーをラッピング仕上げしたものです。また、柱や梁は全て石膏ボードで隠してビニールクロスで覆います。
一方、注文住宅は、外壁にもこだわります。ときには左官でコテ仕上げしたのちに塗装、ときには木の板を張り巡らせたり、お洒落な板金を一枚一枚折り曲げて丁寧に釘打ちしたり拘ります。窯業系サイディングも使いますが彫りの深い厚みのあるものを選びます。外壁色は建物の形状で充分すぎるほど見栄えが良いので単色が多いです。内装材は、無垢(本物)の「木」を使った建具、造作材、床だったり、何より違うのは、構造材そのものが、化粧用の柱や梁をふんだんに使うことです。見せる「木」「構造材」こそが違いの象徴部位です。
なお、コストのかかる造り付け家具(造作家具)は建売では見かけません。注文住宅は住宅コンセプトに合わせた素材で家具職人が設計図通りに作るのでとても魅力的です。
[性能]
性能については、様々な基準がありますので、建売でも建築条件付き住宅でも一定の基準を満たしています。
[その他]
参考に、お風呂、キッチン、洗面化粧台、トイレなど水回り商品は、注文住宅ならば自由に選ぶことができますが、そうでない場合は、ほとんどが「この中から選んでください。色は選択可能です。それ以外はオプションです。」と言うことになります。そうは言っても、そこそこの商品を製造メーカーとの交渉で大量に安く仕入れますので、限定されるにしても中級グレードの割に安いです。弊社の場合は、ユニットバスではなくホテルのような在来工法の浴室を造ることも可能です。
弊社はバイオエタノール暖炉(エコスマート)の正規代理店です。
このように炎を見ながら寛ぐ、安らぎの空間作りも得意としています。
R−LABELブランド(RC住宅)の在来浴室。ホテルライクの浴室です。
時間とともに愛着が増していく住宅を資産として持つべきだと私たちは考えています。
そのような住宅を一緒につくりませんか? 私たちにお任せください。
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