自然災害の恐ろしさと対策について[コラム]
2024年1月1日に発生した石川県能登半島地震で犠牲になられた方々、ならびにそのご家族、ご友人に対し、深い哀悼の意を表します。また、被災された多くの方々が現在も避難所で厳しい環境に置かれていることに対し、に心から ご同情申し上げます。一日も早い復旧と、被災された皆様の安全と健康を心よりお祈りいたします。
自然災害は人類にとって永遠の脅威であり、その破壊力は歴史を通じて計り知れないものがあります。戦前から現在まで、世界中で数多くの大災害が発生し、無数の命が失われてきました。これらの災害から学ぶべき教訓は多く、特に災害への対策と意識、備えの重要性が際立っています。
20世紀初頭の1915年の大正関東地震では約7,000人の命が失われ、日本における災害対策の重要性を浮き彫りにしました。その後も、1923年の関東大震災で約14万人が犠牲になり、都市計画や建築基準の見直しを促すきっかけとなりました。
第二次世界大戦後も、自然災害は止まることなく発生し続けています。1995年の阪神・淡路大震災では6,434人が亡くなり、2004年のインド洋大津波では約23万人が犠牲になりました。これらの災害は国際的な協力体制の重要性と、迅速な対応の必要性を世界に示しました。
最近では、2024年1月1日に石川県能登地方で発生した最大震度7の大地震があり、200名以上の死者と多数の行方不明者を出しました。木造家屋の倒壊、大規模火災、津波による悲劇は、日本の災害対策の課題を再び浮き彫りにしました。
[過去から現在までに発生した主な自然災害]
これらの災害から学ぶべき点は数多くありますが、最も重要なのは事前の備えと教育です。地震や津波、火災などへの正しい知識と準備が、命を救う可能性を高めます。地域コミュニティの強化や救助技術の向上もまた重要です。
そして、お住まいの場所、特にこれから建築場所をハザードマップで確認して、何に備えるべきかを真剣に考えるべきだと思います。避難場所はどこか、避難ルートは確保できるか、家族と連絡を取る方法は決まっているか、お住まいの建物を補強しなくても良いか、新築される場合は、どのような構造を選ぶべきか、これらは全て命を守るための準備です。
私たちは自然災害の脅威に常に晒されており、過去の災害から学んだ教訓を活かし、未来に向けてより良い準備を進めることが求められています。これは国際社会全体の課題であり、連携して取り組むべき重要な事柄です。自然災害の恐ろしさに立ち向かい、人々の命と財産を守るために、私たちの取り組みは今日も続いています。
地震に強い住宅はもちろん、河川の氾濫による洪水被害に強く流されない住宅、住宅密集地では、隣家の炎から守れる堅牢な構造、せめてこれらは、行政が中心になって建築確認申請を厳しくすべきかと改めて感じました。
備蓄できる保存食や備品の準備も大切です。1人でも多くの命を守るために出来ることを一生懸命考えています。
“We express our deepest condolences to those who lost their lives in the Noto Peninsula earthquake in Ishikawa Prefecture on January 1, 2024, and extend our heartfelt sympathies to their families and friends. We also sincerely sympathize with the many people who are still in harsh conditions in evacuation centers. We pray for the swift recovery of the affected areas and the safety and health of all those affected.
Natural disasters are an eternal threat to humanity, and their destructive power has been immeasurable throughout history. From before World War II to the present, numerous major disasters have occurred worldwide, claiming countless lives. There are many lessons to be learned from these disasters, especially the importance of disaster preparedness, awareness, and readiness.
The 1915 Taisho Kanto earthquake in the early 20th century claimed about 7,000 lives, highlighting the importance of disaster response in Japan. Subsequently, the 1923 Great Kanto Earthquake, which claimed about 140,000 lives, prompted a review of urban planning and building standards.
Natural disasters have continued unabated since World War II. The 1995 Great Hanshin-Awaji Earthquake claimed 6,434 lives, and the 2004 Indian Ocean Tsunami claimed about 230,000 lives. These disasters demonstrated the importance of international cooperation and the need for swift responses.
More recently, the January 1, 2024, magnitude 7 earthquake in the Noto region of Ishikawa Prefecture caused over 200 deaths and numerous missing persons. The collapse of wooden houses, large-scale fires, and tsunami tragedies have once again highlighted the challenges in Japan’s disaster response.
There are many lessons to be learned from these disasters, but the most important are prior preparation and education. Correct knowledge and preparation for earthquakes, tsunamis, and fires can increase the chances of saving lives. Strengthening community ties and improving rescue techniques are also crucial.
We should seriously consider what to prepare for, especially when choosing construction sites, by checking hazard maps. Where are the evacuation sites? Are evacuation routes accessible? Have you decided on a way to contact your family? Is it necessary to reinforce your current house? What type of structure should you choose for a new house? All these are preparations to save lives.
We are constantly exposed to the threat of natural disasters and must use the lessons learned from past disasters to prepare better for the future. This is a challenge for the international community as a whole and an important issue that requires collaborative efforts. Our endeavors to confront the horrors of natural disasters and protect people’s lives and property continue today.
Not only earthquake-resistant houses but also houses that can withstand flooding due to river overflows, and in densely populated areas, robust structures that can protect against flames from neighboring houses, at the very least, should be more strictly regulated in building permit applications. Preparing preserved food and emergency supplies is also vital. We are earnestly thinking about what we can do to protect as many lives as possible.”
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