東京23区の住まい選び:多角的視点からの深掘りガイド

(2024年11月29日)

首都圏国道地図

東京23区の住まい選び:多角的視点からの深掘りガイド

東京23区は、多様な魅力と個性を持つエリアが集まる都市です。住まい選びにおいては、ブランドイメージ、交通利便性、価格、再開発の進展、歴史的背景など、さまざまな要素を考慮する必要があります。本記事では、環七・環八・山手線内側の地域を中心に、首都高速を含む交通インフラや不動産の特性、さらに子育てファミリー、経営者、芸能人、政治家、富裕層といった異なる層のニーズを踏まえ、東京の住まいの魅力を深掘りして解説します。また、戸建住宅とマンション(特にタワーマンション)の選択、購入か賃貸かの検討ポイントについても詳しく述べ、理想の住まいを探すための参考情報を提供します。今回のコラムは23区内でも都心に注目して資産価値を重視した内容です。住まい選びは資産価値だけでなく「本当に住みたい場所に住む」これに敵うものはありません。あくまで参考としてご覧ください。

 

■東京23区のエリア特性と住まいの魅力

1-1. 環七の内側:都心と郊外のバランス

環七通りは、東京都心を取り囲む主要環状道路の一つで、その内側には多様なエリアが広がっています。マンションも戸建も環七の内側は当然、場所によりますが比較的値崩れしにくいエリアです。

  • 渋谷区・目黒区:洗練された街並みと高級住宅地が特徴です。特に代官山や中目黒は、オシャレなカフェやブティックが立ち並び、若者やクリエイターに人気のエリアです。
  • 大田区・杉並区:住宅地としての落ち着きを持ち、ファミリー層に支持されています。特に大田区の田園調布は、高級住宅街として知られ、広々とした敷地と緑豊かな環境が魅力です。大田区はいろいろな顔を持つエリアです。どのような環境が好きかを考えてみるのも楽しいかと思います。
  • 交通利便性:主要駅へのアクセスが良好で、通勤・通学に便利です。例えば、渋谷区からは山手線や東急東横線を利用して都心各地へ短時間で移動できます。

1-2. 環八の内側:アクセス性と自然環境の共存

環八通りは、環七の外側を走る環状道路で、その内側にはさらに広範囲の住宅地が広がっています。環七の内側が予算的に厳しい場合は環八まで広げる方も多いです。とはいえ現在の23区は不動産価格は高いのが現状、予算と相談しながら更に外へ、そして郊外へ広げる方も増えました。千葉、埼玉、神奈川も良い場所はたくさんありますし、資産価値を保てる素晴らしい場所があります。23区から出るのも選択肢としてはありかと思います。例えば千葉県では、子育てする夫婦から評価が高い人気エリアがあります。流山市です。行政が努力をして子育てしやすい環境つくりを進めてきました。東京へのアクセスが良いことも重なり、人気が高まっています。不動産価格が上昇しています。

  • 世田谷区・杉並区:閑静な住宅街が多く、子育て環境として人気があります。特に世田谷区の成城は、高級住宅地として知られ、著名人の邸宅も多く存在します。成城には当社のオフィスがありますが、とても素敵な街です。
  • 自然環境:井の頭恩賜公園や砧公園など、大規模な公園が点在し、自然を身近に感じられる環境です。これらの公園は、週末の家族連れで賑わい、リラクゼーションの場として親しまれています。
  • 再開発:世田谷区や杉並区では、駅周辺の再開発が進行中で、商業施設や公共施設の充実が期待されています。例えば、世田谷区の二子玉川駅周辺は、大規模な再開発によりショッピングモールやオフィスビルが立ち並び、利便性が向上しています。

1-3. 山手線の内側:東京の中心地に住む贅沢

山手線内側は、東京の中心部であり、歴史と現代性が融合したエリアです。資産価値だけを考えるとこのエリアは確実性が高いです。大手開発企業が多額資金を投資して再開発してきたエリアでもあります。これからも続くでしょう。しかし、2億越えの新築マンションがたくさん出てきて、なかなか購入できないエリアになってしまいました。お勧めは、中古マンション、中古戸建住宅を探して、自分好みにリノベーションすることです。探すとお気に入りのエリアに良い物件が出てきます。物件探しはお任せください。そして、当社の設計施工によるリノベーションは、きっと満足いただけるはずです。

  • 港区・千代田区:高級住宅地やオフィス街が広がり、富裕層や経営者に人気のエリアです。特に港区の麻布や六本木、千代田区の番町地区は、高級マンションや邸宅が立ち並び、ステータスの象徴とされています。
  • 交通網の中心:新幹線や各種鉄道のハブが集まり、首都高速や地下鉄との接続も非常に良好です。例えば、東京駅からは全国各地への新幹線が発着し、ビジネスや旅行に便利です。とにかく駅近物件の数が多いです。JR、私鉄、地下鉄が張り巡らされており、駅だらけと言っても過言ではありません。下に添付した路線図を見ればわかります。交通インフラにも相当な投資がされていますので、商業施設や再開発が増えるのも当然です。付加価値の高いエリアで、すべてがギュッと詰まっています。
  • 再開発:八重洲エリアでは、2023年に「東京ミッドタウン八重洲」が開業し、さらに八重洲一丁目東B地区で地上51階建ての超大型複合ビルの建設が計画されています。このビルには大型の劇場や大規模な展示会を開催できるホールなどが入居予定で、文化発信拠点としての役割が期待されています。最近では六本木5丁目で再開発工事が始まりました。2030年竣工ですが、ヒルズのお隣にまたまた凄い複合ビルが誕生します。床面積が100㎡超の分譲マンションは5億、6億、、と誰が買うのだろうと思う価格になり始めています。しかし売れるんですよね。このエリアの需給バランスが別次元になっています。

■首都高速と住まいの選択

2-1. 首都高速沿いのエリアの魅力

首都高速道路は、東京都心を網の目のように走る高速道路網で、車での移動を重視する方々にとって重要なインフラです。

  • 利便性:首都高速沿いのエリアに住むことで、車での移動がスムーズになり、特に多忙なビジネスパーソンや経営者にとって時間の節約につながります。都心の良いところは、どこにでも駅があることと、首都高速道路の出入り口があることです。これでもか、と言うくらい交通アクセスが良すぎるのですね。
    • 課題:一方で、騒音や排気ガスといった環境面での課題もあります。これらを軽減するために、防音性能の高い物件や空気清浄システムを備えた住まいを選ぶことが重要かもしれません。そう考えると、大通りから少し離れた低層地域が住みやすいですね。賑やかな六本木のど真ん中のマンションは、エキサイティングで魅力的ですし資産価値も高いのですが、どちらが良いのやら。

2-2. 首都高速を活用したライフスタイル

首都高速沿いに住むことで、移動の効率性を最大限に活用するライフスタイルが可能です。

  • エリア例:品川区や港区は、羽田空港や新宿・渋谷といった主要エリアへのアクセスが容易な場所です。例えば、港区の芝浦エリアでは、車移動の利便性を重視するビジネスパーソンにとって理想的な環境が整っています。さらに、リバーサイドエリアの再開発が進み、住環境も向上しています。
  • 交通と生活のバランス:首都高速沿いに住むことは、地方や海外へのアクセスを頻繁に行う経営者や富裕層にとって、利便性と時間効率を両立させる重要な選択肢です。例えば、港区の「泉岳寺駅」近辺では、リニア中央新幹線が接続予定だったり、地上30階・地下3階、高さ約145mの複合施設の工事が着工、2031年度完成予定です。価値がさらに高まる見込みです。

■富裕層・芸能人・政治家が好むエリアの深掘り

3-1. 富裕層が好むエリア:ステータスと快適性の融合

富裕層に人気のエリアは、ステータスの象徴とともに快適な住環境を提供しています。

  • 港区:六本木や麻布エリアは、世界的にも有名な高級住宅地です。近隣にはラグジュアリーホテル、ミシュラン星付きレストラン、国際学校があり、インターナショナルなコミュニティが形成されています。さらに六本木ヒルズや東京ミッドタウンといったランドマークがあり、都心での生活を最大限に楽しめる環境です。
  • 千代田区:番町エリアは、千代田区の中でも特に治安が良く、緑豊かなエリアとして知られています。周囲には皇居や赤坂御用地があり、政治家や富裕層が住む場所としての歴史的背景もあります。また、麹町エリアは大使館やオフィス街に近接しながらも、静かな住宅街が広がり、隠れ家的な魅力を持っています。

3-2. 芸能人が好むエリア:感性を刺激する環境

芸能人に人気のエリアには、感性やライフスタイルを重視する理由が隠されています。

  • 中目黒・代官山(目黒区):中目黒や代官山は、オシャレなカフェやセレクトショップが並び、クリエイターやアーティストにとって刺激的な環境です。特に中目黒は、目黒川沿いの桜並木が美しく、春には多くの観光客が訪れます。このような文化的な背景が、芸能人にとっての魅力となっています。
  • 世田谷区:成城:成城は、東京の高級住宅街として著名であり、広々とした敷地と静かな環境が芸能人や著名人に支持されています。プライバシーを重視する邸宅が多く、都心から少し離れて静けさを求める層にとって理想的なエリアです。

3-3. 政治家が好むエリア:安全性と歴史

政治家にとって、住まいは安全性と利便性が最優先されるため、特定のエリアが支持されています。

  • 千代田区:永田町や麹町は、国会議事堂や首相官邸に近接しているため、政治家にとって利便性が高いエリアです。さらに、警備体制が整った地域であり、安心して生活できる環境が整っています。
  • 文京区:小石川・本郷は、東京大学や医療機関が多く、文化的・知的な雰囲気が漂うエリアです。政治家や学者にとって、静かで学術的な環境が魅力となっています。

■賃貸か購入か、マンションか戸建かの選択

4-1. 賃貸と購入のメリット・デメリット

住まい選びにおいて、賃貸と購入それぞれにメリットとデメリットがあります。

  • 賃貸のメリット:短期間の移動が多い方や、住むエリアを柔軟に変えたい方に適しています。また、初期費用が購入に比べて少なく、経済的なリスクを抑えられる点がメリットです。ちはみに、こんな方もいます「私は不動産を複数持っています。その収益で好きな街に賃貸で住むんですよ。定期的に引っ越して楽しんでいます。」最高の贅沢ですね。
  • 購入のメリット:長期間同じエリアに住む予定の方は購入が確実です。資産価値を重視する方にはエリアを絞っての購入がお勧めです。特に都心部の不動産は資産価値が高く、将来的な売却や賃貸運用も視野に入れることが可能です。しかし、終の住処として購入する場合は、あまり資産価値を考える必要はないと思います。ずっと売らないわけですから、売却益、売却損など考える必要がありません。ただ、将来、家族構成が変わって住み替える予定があるかもしれない、そんな中で購入するならば、5年後、10年後に値上がりしている物件を選ぶことをお勧めします。もし値下がりしてしまうと、大きな売却損がでて、引っ越したくても出来ない可能性が出てしまうからです。おすすめの場所は当社にご相談ください。

4-2. マンションと戸建の選択

住まいの形態として、マンションと戸建それぞれに特徴があります。

  • マンション:都心部では、セキュリティや利便性を重視する方にマンションが人気です。特にタワーマンションは、眺望の良さや共用施設の充実が魅力で、港区や中央区を中心に多くの物件があります。特に戸数の多いマンションは、マンション内にテナントや医院、様々な施設があり、一つの街になっています。こうなると、高齢になっても安心して暮らせます。ただ、代々受け継がれる住まいとしては難しいです。自分の所有物でも好きなように建て替えができません。100年後は運に任せるしかありません。
  • 戸建:戸建住宅は、プライバシーや広さを重視する方に適しています。世田谷区や目黒区では、庭付きの戸建住宅が多く、ファミリー層に人気です。少し前ですと、都心に土地を購入して新築することは費用がかかりすぎるので、新築マンションがかなり人気でしたが、都心のマンションがあまりに値上がりしたため、最近は逆転現象で、土地を買って新築住宅を建てる方が増えています。これは、当社への問い合わせ数を見ても明らかです。そして、都心では、RC住宅または超高級木造住宅の問い合わせが多いです。ご興味があれば、このWEBサイトの施工例のほか、当社が運営しているR-LABEL(RC)のサイト、ワンズライフホーム(木造)のサイトをご覧ください。マンションでは味わえない空間を建築家と一緒につくることが可能です。

■再開発エリアの具体例と将来性

再開発が進むエリアは、住環境や資産価値の向上が期待されます。以下、代表的なエリアを紹介します。

  • 六本木5丁目再開発:六本木5丁目エリアでは、新しい商業施設や高層マンションが計画されています。
  • 泉岳寺エリア(品川区):泉岳寺周辺では、リニア中央新幹線の駅開設に伴い、大規模な再開発が進行中です。
  • 豊洲エリア(江東区):豊洲エリアは、既にショッピングモールや大規模マンションが立ち並ぶエリアですが、さらに新しいプロジェクトが進行中です。
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